失業保険と会社の辞め方

知っていれば得、知らなければ大損の退職知識

退職の手順

有給をずらせるケース

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前回、「退職時に有給を取らせないようにする会社の工作は、違法である」ということをお話しました。

有給取得に関しては、以下のことを確認しておきましょう。
・利用したいと思ったら、いつでも取得できる
・取得する理由を上司に言う必要はない
・取得理由で有給休暇を拒否する上司は犯罪者

さて、有給休暇は好き勝手に取得できる・・・と書いたそばから何ですが、実は制限がかかる場合もあります。

こちらも、確認しておきましょう。
・時季変更権
・あらかじめ有給休暇を取る時期を指定

時季変更権とは、有給休暇の取得を、会社がずらせる権利です。

要するに、「忙しさがピークの時期に休むな」と言うことは会社もできるのです。

引っ越し屋さんが、3月下旬にまとめて有給休暇を取られたら人手不足でたまったものではないですよね。

しかし、この時季変更権も、日にちをずらせるというだけで、有給休暇の取得そのものを否定することは認められていません。

「その日は人手が足りなくてまずいから、来週にしてよ」ということはできても、「その日は人手が足りない。ずっと足りない。有給休暇など認められるはずないだろう」というのはそれこそ認められない言い分なのです。

ふたつめの「あらかじめ有給を取る時期を指定」ですが、ほとんど出くわすことがないパターンですので、あまり深く考える必要はありません。

年間5日を限度に、会社が有給休暇を取る時期をあらかじめ指定できるという制度で、労働基準法で規定されています。

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