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失業中の税金

103万円の壁、130万円の壁

投稿日:2014年11月27日 更新日:

103万円の壁、130万円の壁。

よく聞く言葉ですが、その内容までしっかりと説明できる人はあまりいないと思います。

今回は、このふたつの壁について再確認しておきましょう。

「せっかく働いたのに、夫の控除額が減ったので、結局、手取りの世帯収入が変わらなかった」

税金を考慮せずにパートをしていると、たまにこういった悲しい事態になります。

自分の時間を割いて働いたのに、得をしたのは税金を徴収する国と自治体だけ、と考えると非常に腹立たしい気持ちになる人もいるでしょう。

そんな悲惨なことにならないよう、今からお話することを記憶の片隅においておきましょう。

さて、所得税は、年間収入で103万円までかかりません。
パートに出ていても、年間の給与が103万円以下なら所得税ゼロということです。

103万円の内訳は、基礎控除38万円と、給与所得控除の最低保障領65万円です。

しかし、年間収入が103万円以下なのに、源泉徴収されて税金を取られている、という人もいるでしょう。

この場合、確定申告すれば、支払った税金を取り戻すことができます。

 

確定申告というとややこしく感じられて敬遠する人が多いのですが、それだと、払いすぎた税金は国と自治体に持って行かれてしまいます。

さて、次は130万円の壁について見ていきます。

このラインは、「扶養家族に入れるか、扶養家族から外れるか」です。

つまり、130万円を超えた場合は、年金保険料と健康保険料の負担が本人にかかってきます。

扶養に入っていればこのふたつの負担はゼロですから、130万円を超えた時点で手取りの収入は急降下します。

こうなってしまうと本人は得をせず、保険料を徴収する側の人間だけが得をしますから、うまく労働時間を調整して避けたいところです。

103万円の壁は所得税、130万円の壁は社会保険料。

理屈は分からなくても、これだけ覚えておけば「うっかりたくさん持って行かれる」側になることは避けられます。

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