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職業訓練

職業訓練の特典を受ける条件

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前回は、職業訓練を受講することによる特典の概略をお話しました。

今回は、それらの特典を受け取るための条件を見ていきます。

これらの条件を満たさなくても職業訓練の受講そのものは可能です。

しかし、前回見てきた失業給付の延長といった経済的なメリットは一切得られなくなりますから、事実上、継続して受講することは不可能になります。

事前にしっかり条件を確認して、「職業訓練校の選考試験に合格したが、バックアップなし」などという最悪の事態にだけは陥らないようにしましょう。

それでは、具体的な条件です。

●一定数以上の、失業保険の支給残日数が残っている

失業保険の支給残日数が、職業訓練コースの「開講日時点で」一定数残っている必要があります。

この一定数というのは、所定給付日数(失業保険が全部で何日もらえるか)の日数によって異なってきます。

90日、120日の場合は1日でも残っていれば条件を満たしますが、それ以上になるともっと多くの残日数が必要です。

150日の場合は31日。
180日の場合は61日。
210日の場合は71日・・・

これを見てもお分かりいただけると思いますが、180日以上の場合は、所定給付日数の3分の1を超える日数が残っていれば大丈夫です。

●ハローワークの指示を経て入校する

職業訓練への申し込み自体は、単独でできてしまいます。

しかし、その場合は失業保険の延長などの特典を得られません。

特典を得るには、ハローワークから入校指示をもらう必要があるのです。

このように書くと、指示が来るまでじっと待っている人がいるのですが、実は待っていてもハローワークの職員から「職業訓練行きませんか?」などと声をかけてくることはありません。

「指示」という単語から受ける印象で勘違いしてしまう人が多いので要注意です。

職業訓練の受講を希望するのであれば、自分から働きかけていく必要があります。

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